(用語解説)アンバンドリング戦略とは

アンバンドリング戦略とは

一言で言うと
アンバンドリング戦略とは、
一緒に販売していたモノやサービスを分けて、販売する形式です。

(※中の人は、アンチ松屋型ビジネスモデルと言っています)
(※また”バドリング=抱き合わせ商法”の反対の意でもあります)

アンバンドリング戦略とは、具体的にどんな事なのか?

以下、牛丼チェーン店で比較するとこんな感じである

・松屋の牛丼(並盛)380円←バドリング型
(※商品を抱き合わせする事で利益率が上がるので、味噌汁を30円という安価で提供ができる)


・すき屋の牛丼(並盛) 350円←アンバンドリング型
(※味噌汁いらない人はこっちの方が安上がり)

このビジネスモデルの利点

アンバンドリング戦略は、
①商品、サービスを販売する上で利益が出る箇所を理解している
②商品、サービスを作る上で作業コストが高い部分を理解している

等の条件を満たせば、利益が上がりやすい仕組みになっている事である。

特に大きな利点として、
①低コストかつ高リターンな商品を販売しやすい
②中小企業でも市場シェアを奪いやすい

などがあげられる。

利点1:低コストかつ高リターンな商品を販売しやすい

商品を提供する際に、作業時間やその作業に関わる人などの無駄を省く事は非常に重要な事だと言えます。

実際、作業時間等の労力を省く事がデキれば、
人件費や作業コストが大きく浮かす事が可能となり、1商品当たりのコストを省く事が出来ます。

このように1商品当たりのコストを省く事ができれば、
低単価の大量販売をするBtoC商品を扱う製造業だと、アンバンドリング戦略は特に効果的だと思われます。

実際、大量販売を行う製造業の会社だと、1日に1万~100万以上の商品を作っていたりしていて、
1日に10万個商品を作る際に、1商品あたりのコストを1円落とす事がデキれば
1×10,000,000=10,000,000円
1日に10万円浮かす事が出来ます。これが1ヶ月、1年と経てば・・・数百、数千万円の売上を確保する事にも繋がります。

上記のような無駄なコストが省ければ、給料をあまり削らず作業時間を減らす事だってできるようにもなります。

利点2:②中小企業でも市場シェアを奪いやすい

アンバンドル戦略を使えば、
労働時間を減らして、品質の良い商品を作り、利益率を出す仕事をする事が可能になりましたね?

少ない労力で高い品質のサービスを作る事ができれば、少人数の社員で商品やサービスの運営、製造ができます。
その為、リソースが少ない中小企業やベンチャー企業なんかが高いシェア率を築きやすい戦略とも言えます。

実際、Google、Amazonなんかで出ている広告は、
自社で作成や枠の選択をやりませんでした。
(※20年前ぐらいはベンチャー企業だった)

その結果、この2つの会社は人材リソースを他の広告代理店よりも少ないリソースで、圧倒的な広告シェアを築く事を可能になりました。

アウトバンドリング戦略を採用する会社や製品

IBM:PCとPCに使うソフトを抱き合わせで提供
→PCとPCに使うソフトを別々に販売

NTTドコモ:i-modeのデジタル通信回線とインターネット環境を一緒に提供
→高齢者などのインターネットを使わない人のシェアを取る為に、インターネット環境がない携帯電話も販売

アドベンチャー:元々、航空券は旅行代理店でしか販売されていない製品だった
→安価かつ幅広い商品を扱う為に、人や店が要らないオンライン上で航空券を販売。

こういった会社だと、何がデキる?

アンバンドリング戦略を行う企業は、
他の企業と比べて無駄な労力を大きく省く事に成功している企業が非常に多い傾向にあります。

その為、①この余った労力を独自性の高いコンテンツ作りや②他の事業内容に注力する傾向にあります。
(※個人的な印象ですが、市場で高シェアが築けている状態であれば、②の傾向に経営方針を切り替えていく企業が多い感じはします。)