(面接・志望動機作りに役立つ)資生堂の歴史とビジネスモデルを解説
- Q1
- 面接は5回以上、受けた事がありますか?
「就活どうしよう?」とお悩みの方は、上の質問に回答してみると良いウホ
そうすれば、回答内容に合わせてオススメの記事やサイトを紹介するウホ
面接で企業研究ができておらず、志望動機が思いつかない人・面接で躓くは結構多い
フジテレビの面接を受けて志望動機を聞かれて「24時間テレビが嫌いなので」とか言ってみたい
— youyouryou♡ (@you0410) 2012年9月2日
@martin1_6 フジテレビなんてウジテレビって言われてるやんなーww大丈夫だって!友達の会社の社長が面接で見る部分は、「素の受け答え」って言ってたんだってー!機械的な志望動機・自己PRよりも、素の受け答えをって言ってたんだってー(。゚ω゚)ノ
— つこ( *TωA) (@ayumedayuko) 2012年3月4日
実はTBSとフジのアナウンサー試験、第二次まで行きました~TBS面接で志望動機を聞かれて『アナウンサーを踏み台にしてキャスターになりたい』と正直に答えたら落ちた。 RT @tubOyaki_shiro: 紺野あさ美さんはフジテレビも最終まで残ったんだ。
— rhomma (@Bonomama) 2010年1月6日
面接で志望動機が思いつかない場合は、まずは企業研究を念入りにやりましょう
じゃあカネボウにいって志望動機資生堂のキャンペーン全あたりしたでいきましょう
— 松下@抹茶 (@G_kp8) 2018年4月13日
@Ss9195 別に美容メーカーが給料高くて楽てわけやないけどね!
志望動機とか書きやすいかなーて思って。あと髪色とかあんま厳しくないらしい(資生堂以外)— 月刊ワイニー (@under_purple19) 2015年11月25日
資生堂は志望動機書くところなかったし、マンダムはすでにエントリー締め切ってたし無理だわ。・°°・(>_<)・°°・。
— ふわふわちゃん。 (@wacha_incidents) 2016年4月5日
面接で志望動機が思いつかない場合は、まずは企業研究を念入りにやりましょう
私、資生堂を第一志望を考えているんだけど、志望動機が全然思いつかないの・・
志望動機は中々思いつからね。しょうがないね
企業研究とかはどんな感じ?
企業研究・・何それ美味しいの・・
企業研究とは、企業の事を調べて「企業のやりたい事、欲しい人材」を把握する事ウホ
聞いた事あるわね・・・
企業のやりたい事を理解しないと、相手のやりたい事を無視した志望動機になってしまうウホ
相手のやりたい事を無視した志望動機は、野球をやりたい生粋の野球少年を漫画研究部に誘うようなものウホ
それは場違いな話になりそうね・・・
そんなわけで「資生堂とはどんな企業?」というのを理解する為に、資生堂の歴史について色々語っていくウホ
語っていく内容は、ゴリラの主観を挟んだ伝え方をしている部分もあるウホ。
間違った内容なんかがあれば、Twitterとかで教えて欲しいウホ
化粧品物流、マーケティングのお手本になった資生堂
資生堂と言えば、イプサ、マジョルカ、マキアージュなどで有名よね!
それだけじゃないウホ
日本の化粧品流通、マーケティングの基礎を築いた偉大な会社と言えるウホ
おそらく資生堂がいなかったら、
日本の化粧品メーカーの数はもっと少なかったんじゃない?
へえ~凄い。製品力だけじゃなくて戦略性も高い経営をやっているのね!
詳細は歴史を見ながら、順を追って説明するウホ。
大正時代の化粧品の歴史
大正時代は、女性の社会進出をキッカケに、女性のファッション感が変化した時代ウホ
江戸や明治時代は、歌舞伎俳優の化粧なんかが真似されていたけど
この頃は西洋文化の憧れが強く、ハリウッド映画の女優の化粧なんかが良く真似されていたみたいウホ
教科書とかで大正モダンガールとか言われていたわね。随分今風になっているわね
明治時代までは、江戸時代の面影を残す髪型、白い白粉などを使っていたからね。しょうがいないね
化粧品はどんな風に変わったの?
コスメも白粉も肌色のものが流行ったり、
肌に優しい化粧水、クリームなどのスキンケア粧品なんかが生まれた時代ウホ
それまでの大正以前は、肌に悪い亜鉛の白粉なんかを使っていたウホ
どんな風に悪かったの?
貧血や便秘、筋肉の痙攣、知的障害、歯茎の変色、死人まで出たウホ
・・・。肌荒れどころの問題じゃないっすわ
でも随分化粧品業界って大きく変わったのね。これは化粧品産業が黄金の時代と言えるわね
ただこの黄金時代の最中に、化粧品産業に大きな脅威が迫っていた時代と言えるウホ
え!何が起こるのかしら?
大正時代の乱売地獄と資生堂の流通戦略
この頃から小売店の化粧品の安売りが流行り、多くの化粧品メーカーが苦境に立たされるウホ
化粧品の安売り?別に問題ないんじゃないの?
商品の安売りは一時的には商品売れるから良いけど、安売りによって以下の弊害を出していたらしいウホ
一般的に需要が伸びると供給も伸びてくるウホ
そうね。需要が伸びたら、供給も伸びるはずよね
ただ安売りで商品が一時的に売れたとしても、それは一時的な需要ウホ
価格を抑えたら、一気に売れなくなるウホ
こんな事が起きたら、メーカーは化粧品を何個作れば良いか予想できないわね・・
こんな現象が大正時代には、
頻繁に起こっていたウホ。
需要を勘違いした化粧品会社は工場を新しく作って廃業まであったらしいウホ
資生堂はこの安売り地獄をどう乗り切ったの?
2つの制度を設けて、小売店の管理を徹底して行ったウホ
①チェーンストア制度
契約した店にしか化粧品を売らない契約制度
②再販制度
決められた値段でしか小売店に化粧品を売らせない制度
この2つの制度を使う事で、
小売店は決められた価格、決められたチャネルでしか化粧品を売れなくなったウホ
こうなると化粧品の需要予測が立てやすくなる。安定して化粧品の製造に取り組めるようになったウホ
製造が安定したのは良いけど、値段を限定したら小売店が離れていきそうね
小売店にとっては安売りって、メリットなわけなんだしさ、
もっと飴とムチを上手く使って小売店をコントロールすべきだったんじゃない?
実は資生堂はムチだけじゃなく、アメの政策もしっかりやったウホ
契約を結んだ店には美容部員を派遣して、
化粧品の販売支援やお客さんの美容相談やカウンセリングをさせたウホ
(※売上が良い店には化粧品のサンプリング、ポスター、チラシなんかも無償で配給したとか)
これなら小売店も契約するメリットがあるから、積極的に契約してくれそう
美容部員は「小売店が適正価格で化粧品を売ってるか?」監視できるし、お客さんに自社製品を自然に宣伝できるウホ
製品だけじゃなくて、流通や販売チャネルの管理で大きくなった会社でもあるのね
こういったビジネスモデルはかなり画期的だったらしく、
カネボウやコーセーなんかもこのモデルを追従したらしいウホ
しかも資生堂の流通・販売チャネルの管理は、小売店だけでなく、卸業社や問屋にも及んだウホ
まあそうよね。小売店よりも川上にいる卸業社や問屋の価格を抑えないと、管理なんて安定しないわよね
資生堂は卸業社にも訪販制度を守らせたし、卸同士で競合しないように、
同一地域で資生堂製品を扱える会社を作らなかったウホ
また卸業社と合同で卸会社を50程立ち上げて、流通を管理していたらしいウホ
ファ!50も!作りスギィ!
このお陰で、かなり安定した体制で化粧品が作れていたらしいウホ
今も販売会社はあるのかしら?
今は少数しか残ってないけど、その名残としてエステや小売、美容情報事業などもやっているウホ
戦後の資生堂とオイルショックの受難
戦時中は資生堂は化粧品は作れなかったので、軍の支給品である石鹸や蝋燭などを作ってみたいウホね
化粧品と全く関係のないもの作ってたのね
まあ、戦時中は化粧品みたいな嗜好品は禁止されていたからね。しょうがないね
また戦後になってからも、資生堂の苦難の道は続くウホ
戦後は生活必需品の供給が優先されていた為、
化粧品みたいな嗜好品には、原料割り当ては後回し&GHQの厳しい価格統制に晒されたウホ
とてもじゃないけど、化粧品なんか作れる状況じゃないわね
ただ1950年には原料も手に入りやすくなり、価格統制も緩くなり、徐々に回復の兆しを見せるウホ
このまま順調に売上を伸ばして、私達が知る資生堂になるのね
そう順調にもいかないウホ。1973年にオイルショックに陥り、日本市場が大きな不景気になるウホ
その影響で資生堂の化粧品も大きく落ち込むウホ
バブル期は化粧品戦国時代、続々現れる異業種参入と外資系企業
1980年代は化粧品業界が更に戦国の世になるウホ
オイルショックだけじゃ、終わらないのか(白目)
1970年後期から化粧のトレンドが、西洋人みたいな立体的な顔を目指すメイクから、
ナチュラルメイクを主力とした素肌美を追求する流れが出てきたウホ
確かに1970年前期と1970年後期で全然違うわね・・
でも何でこんなに変わったのかしら?
この時期にパリコレで、モデルの山口小夜子のファッションが世界で大きく評価されていたウホ
この山口小夜子をファッション誌やTVが取り上げた為、
ナチュラルメイクを主力にしたアジアンビューティーが流行り、化粧品業界構造が大きく変化するウホ
化粧品って、その時代に流行ったインフレンサーから影響を受けるのね~
この時代は芸能人やファッションモデル、ボディコンなどの女性が憧れるインフレンサーが多かったからね。
トレンド作りはかなりやりやすかったんじゃないかな
ただトレンドの影響は大きく、様々な企業の異業種参入や外資系企業の参入を引き起こしたウホ
どんな企業かしらね・・・
異業種からは花王のソフィーナ、ソニーのソフレッシュ
外資系企業からは、ロレアルのランコム、エスティローダーのクリニーク、クラランスなどが色々参入してきたウホ
花王、ソニーにロレアルとか錚々たる面子ね!
特に花王は、社名が花王石鹸だったものを花王に改める程のガチ具合だったウホ
花王は他のメーカーと違って、素材から製造・研究してハイスペックな製品を生み出してくるガチ勢ウホ
しかも、元々石鹸やシャンプーで開拓してきた流通網も持ち合わせているウホ(白目)
これは資生堂にとって最強の宿敵が現れたわね
ただ化粧品業界の激震は、まだ終わらないウホ・・
え?何があるのかしら?
訪販制度が廃止されて、化粧品の値段が変動的になるウホ
(※契約内容によっては、値段が変動しないものもあります)
ここから化粧品のトレンドやニーズが読みにくくるウホ
資生堂終わったな・・・
ところがどっこい、資生堂はお得意の流通戦略を活かして、ブランド再建に成功したウホ
この時、資生堂はある2つの策でうまく乗り切ったウホ
①洗顔フォームやシャンプーなどのトイレタリー事業を強化
トイレタリー製品は、化粧品を使わない男性やお年寄りのニーズにも対応できるウホ
また事業内容にもシナジー性がある為、トイレタリー事業を強化したのは一石二鳥だったみたいウホ
実際、ツバキやシーブリーズ、ウーノなどの数々のヒット商品を作るウホ
②リベート支払い制を行い価格の安定化
資生堂はリベート制を設けて、小売店の販売意欲を上げていたウホ
リベート制って何?
小売店にある一定の目標を提示して、その目標達成した際に、ボーナスを上げる制度の事ウホ
アルバイトでもあるわよね。内定したら祝い金を払うやつ
資生堂は目標達成の基準を売上額において、価格コントロールに成功したウホ
成る程。売上額が重視されるなら、安売りは難いわよね
③POSシステムによる流通の整備
販売データを計測する為に、POS端末を無償で配布したらしいウホ
POSって何?
このPOS端末というのは、小売店の業務効率化システムの事ウホ。
簡単な概要は下記に記載しておくから確認して欲しいウホ
POSのメリット
小売店側のメリット
・在庫管理をやってくれる
・発注をやってくれる
メーカー側のメリット
・製品がどのぐらい売れていてるか?分かる為、トレンドを掴みやすく、需要予測がしやすい
・小売店の発注が来やすい
へえ~POSって凄いのね。
これがあれば必要はブランドや店舗、不必要の見分けがつきそうね
そうだね。1980年代にPOSシステムに取り組んだのは凄いウホね
この頃のIT産業なんて、市場規模200億円にもいかない段階だったしね。
(※2017年の高麗人参の市場規模が250億円だそうです)
高麗人参よりもマイナーな市場だったのね
そう考えると、流通技術において相当がめついとしか言いようがないわね
平成における資生堂の選択と集中
資生堂1990~2000年代にかけて、
ブランドや海外店舗を大きく削って選択と集中を行なったウホ
特に海外店舗なんかは数を減らして、750店舗あったものを170店舗に減らしたウホ
減らしスギィ!そんなに減らせるものなのかしらね?
これもPOSシステムとリワード制度のお陰ウホね。
POSのお陰で流通管理や販売データがわかるので、
どの商品を削ってどのチャネルを削れば良いか?分かるウホ
バブル崩壊後も選択と集中を繰り返して、数々の有名商品を世に出したウホね
事実、資生堂は1990年辺りからイプサ、クレ・ド・ポー ボーテ
、ベネフィークなどの看板ブランド作りに成功しているウホ
凄いわね。どれも資生堂ブランドとしては有名なモノね
このままいけば、順調に行きそうね
今後の資生堂はどうなりそうなのかしら?
短期的な話でいえば、今はシニア層向けの化粧品、
外国人向けの観光客向けの化粧品により順調に行きそうウホ
ただ、長期的な話で言えば、先行きは分からないウホ
近年は国内の少子高齢化、ドラッグストア、インターネットの発達により流通チャネルは大幅に変化したウホ
また戦国時代になりそうね
サントリーや味の素、ヤクルト、富士フイルム、大正製薬などの大手メーカーが、
こぞって基礎化粧品分野に新規参入しているウホ(白目)
資生堂は大丈夫なのかしら?
どうなんだろうね。ただし海外店舗の増築、DMPというマーケティングシステムの構築などで対策はしているみたいウホ
勝負の時期なのね
そうだね。今後どうなるか?は海外展開とWebマーケティングの良し悪しで決まりそうウホね
まあ現状は海外事業やWebマーケティングも上手くいっているから、何も問題はないと思うんだけどね
・・資生堂に入りたいわね
華やかな仕事だし、福利厚生も良いから良いんじゃない?
ただ内勤じゃない場合は、
需要予測が立てにくい仕事だし、全国転勤がデフォ。
(※営業の担当する販売経路によっては、力仕事もあるそうな)
だからメーカーの中では、
仕事の忙しさに波があり、女性には厳しい仕事ウホ。
まあ化粧品なんて、いつ売れるか?分からないからね・・
売れたら一気に忙しくなりそう・・・。
スーパーや百貨店、コンビニ、ドラックストアのバイヤーさんを相手にするからね。
繁忙期は土日休みも潰れる可能性も覚悟した方が良いウホ
覚悟がないとデキない仕事ね・・
また東南アジアや中国は日本市場と同じく、基礎化粧品に関心があるユーザーが多いウホ
そういった海外事業に関心がある国にも、今後も積極展開するみたいウホね。
だから高いストレス耐性やチャレンジ精神、色々な人と関われるコミュニケーション能力が求められそうウホね
説明会の口コミバイトについて募集している ウホ。
就活生の方で、興味がある方はTwitterのDMにて連絡欲しいウホ。1社の説明会につき1000円支払うウホ
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